事務所や小規模店舗にエアコンを設置する場合、家庭用とは異なる考え方が必要です。人の密度・照明の発熱・外壁の断熱性・換気量など、複数の要素を合わせて冷暖房負荷を計算することで、適切な機種を選べます。

冷暖房負荷とは何か

冷暖房負荷とは、室内を目標温度に維持するために空調機器が処理しなければならない熱量のことです。夏の冷房負荷は、外気からの熱の侵入・日射・室内の人や機器からの発熱の合計です。この数値を正確に把握することで、必要な冷房能力(kW)が決まります。負荷計算を省略して「広さだけ」で機種を選ぶと、能力不足または過剰になり、どちらも電気代の増加につながります。

事務所特有の発熱源

事務所では、パソコン・サーバー・コピー機・照明器具が大きな発熱源になります。例えば、デスクトップPCは1台あたり100〜200W程度の発熱があります。10台のPCがある事務所では、それだけで1〜2kWの冷房負荷が追加されます。これを無視して床面積だけで機種を選ぶと、夏に冷房が追いつかない状況になります。Glacier Ivory Daleでは、機器リストをヒアリングしたうえで負荷計算を行います。

換気との関係

建築基準法の改正(2003年)以降、一定規模以上の建物には機械換気設備の設置が義務付けられています。外気を取り込む換気は、夏には高温多湿の空気を室内に持ち込むため、冷房負荷を増やします。換気量が多い店舗(飲食店など)では、換気による負荷を別途計算に加える必要があります。

機種選定と設置位置の関係

業務用エアコンは、室内機の設置位置によって冷気の届き方が大きく変わります。天井カセット型は360度または2方向に吹き出すため、広い空間に向いています。壁掛け型は一方向への吹き出しのため、細長い空間や小部屋に適しています。設置位置を誤ると、冷気が届かない場所ができたり、特定の席だけが寒くなったりします。Glacier Ivory Daleでは、施工図を作成してから工事に入ります。

事務所・店舗の空調設計についてはお見積もりが必要です。まずはお部屋の図面(なければ手書きのスケッチでも可)と、使用している機器のリストをご用意のうえ、info@glacierivorydale.com までご連絡ください。